健康診断の手引

検査の意味と検査値の読みかた、活用のしかた

尿の検査

尿潜血(赤血球)略号:UOcB,UOB

何がわかるのか

試験紙法で検査しますが、ヘモグロビンの反応を検出するようになっており、赤血球が尿に異常に出た場合、陽性となります。すなわち、血尿の有無を調べるスクリーニング検査です。

直接ヘモグロビンが尿に出る病気やミオグロビンでも反応し、陽性となります。

種々の薬(メチシリンなどの抗生物質、サルファ剤、降圧利尿剤など)で偽陽性となりますし、ビタミンCの過剰摂取では偽陰性(実際は(+)であるのに(−)の結果が出る)となります。

血尿は、種々の病気でみられ、尿潜血検査はこれらの病気の発見の糸口となります。血尿の原因となる病気は、腎炎、高血圧、腎不全、腎腫瘍、腎盂炎、膀胱炎、結石、膀胱がんなど様々です。

おおよその目安 ― 検査値の判定と対策

赤血球数判定対策
(−)5/μL以下正常
(±)6 〜 19異常尿沈渣の検査を行って、赤血球が増加し尿に出ているのを確かめ、次にその原因を精査します。
(+)20 〜 49
(++)50 〜 249
(+++)250以上

測定のときの注意

服薬の有無、ビタミンCの摂取の有無を報告しましょう。

女性は、生理のときその旨を伝えましょう。

激しい運動のあとで(+)となることがあります。

どうすればよいのか

生理時などをはずして再検するか、尿沈渣の検査を行って赤血球の有無を調べてもらいます。
赤血球がない場合は、まれにヘモグロビン尿、ミオグロビン尿という病気のことがあります。

尿に赤血球が出ている場合は、その原因を詳しく調べてもらいます。

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