健康診断の手引

検査の意味と検査値の読みかた、活用のしかた

尿の検査

尿沈渣略号:USed,US

何がわかるのか

尿の中の赤血球、白血球などの細胞や結晶、細菌などを調べます。

尿を遠心機で回し、成分を沈殿させて、それを顕微鏡で調べます。

正常では、これらの成分はほとんどみられません。これらの成分が増加しているときは、腎炎、腎臓や尿路の感染、腫瘍、結石などを疑ってさらに詳しく調べます。尿沈渣の検査は、これらの病気の有無のスクリーニング検査です。

おおよその目安 ― 検査値の判定と対策

成分の正常値異常増加を示す病気
赤血球      1〜2個/視野以下
    (高年齢女性では5個まで正常)
腎炎、腫瘍、結石、膀胱炎、頻尿など
白血球      1〜2個/視野以下尿路の感染症、前立腺炎
上皮細胞
 扁平上皮細胞    数個/視野以下
 その他の上皮細胞     0
正常女性でもしばしばみられます。
腫瘍、炎症
円柱            0腎臓の病気(腎炎、ネフローゼなど)
結晶         正常でもしばしばみられる
細菌         4/視野以下(新鮮尿)尿路感染症

測定のときの注意

なるべく中間尿をとります(最初少し出してから採尿する)。

最低10mL以上が必要です。

水分を普通にとった状態で採尿するのが望ましい。

検査直前にとるようにしてください。

生理のときは避けましょう。

どうすればよいのか

異常の場合、再検します。

それでも異常であれば、腎臓や尿路の詳しい検査を受けてください。

排尿痛や頻尿があり、尿に白血球や赤血球が出ている場合は膀胱炎が最も考えられます。なるべく早く治療を受けてください。

このページのトップへ