健康診断の手引

検査の意味と検査値の読みかた、活用のしかた

尿の検査

尿ウロビリノゲン略号:Uu,Urob

何がわかるのか

ウロビリノゲンは、肝臓から胆汁として十二指腸に排泄されたビリルビンが、腸の中の細菌により還元されて作られます。その一部は腸から吸収され、大部分は肝臓で再びビリルビンとなりますが、一部は腎臓から尿に出てきます。

肝臓障害があるとビリルビンになりにくく、尿に多く出てきますので、肝機能を知る検査として用いられてきました。しかし、現在ではその他の正確な肝機能検査があるため、その意義は少なくなっています。

その他、溶血性貧血、便秘で増加します。

胆汁が出ない病気(胆汁うっ滞)では(−)となります。

正常な人では、尿に0.03〜1.0mg/dL排泄されており、試験紙の感度は1mg前後ですので、正常値は(±)となります。

おおよその目安 ― 検査値の判定と対策

判定対策
(−)異常胆管閉塞、胆汁うっ滞の有無などを調べます。
(±)(+)正常
(++)以上異常肝障害や溶血性貧血の有無を調べます。

測定のときの注意

肉食後、運動、疲労、飲酒、便秘によって(+)となることがあります。

尿は新鮮なものを用います。

かぜ薬、ビタミンCなどで異常となることがあります。

どうすればよいのか

異常の場合、肝障害、溶血性貧血、胆汁うっ滞の有無を詳しく調べます。

これらに異常がみられない場合は、経過を観察します。

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