健康診断の手引

検査の意味と検査値の読みかた、活用のしかた

肝臓の検査

チモール混濁試験[血清]略号:TTT

何がわかるのか

硫酸亜鉛混濁試験と同様に、血清中のγ-グロブリンの量をみるものです。

γ-グロブリン、とくに炎症の早期に出現する免疫グロブリンMが増加する病気では、値が上昇します。

値が増加する病気には、

①慢性肝炎や肝硬変

②とくにA型肝炎

③慢性感染症、膠原病など

おおよその目安 ― 検査値の判定と対策

標準値(単位)判定対策
0.0~4.0
正常
(上 昇)異常再検し、他の肝機能検査の値などを参考にして、必要により詳しく調べます。

測定のときの注意

血液が脂肪などで濁っていると高い値になりますので、早朝空腹時に採血してください。

高齢者では高い値となることがあります。

長く立っていたり、運動で少し高めに出ます。

どうすればよいのか

軽度の上昇では、年齢や過去の結核など慢性の炎症の有無などで判断し、経過をみます。

高度の上昇では、肝機能、血清蛋白の分画など詳しく調べてもらってください。

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