健康診断の手引

検査の意味と検査値の読みかた、活用のしかた

肝臓の検査

α-フェトプロテイン[血清]略号:α-FP,AFP

何がわかるのか

α-フェトプロテインは、正常な胎児の肝臓などで作られている蛋白ですが、乳児期には消失していきます。肝臓の病気、とくに肝がんや卵巣がんなどでは、昔にかえって再び作り始め、それが血液中に出てきます。

血清値が上昇する病気には、次のものがあります。とくに、肝がんの指標として重視されています。

①肝臓の病気:肝がん、肝硬変、肝炎

②小児の病気:卵黄のうの腫瘍、肝芽腫

③肝臓以外のがん:胃、膵臓、胆のう、大腸、肺

おおよその目安 ― 検査値の判定と対策

標準値(ng/mL)判定対策
0.0~10.0
正常
(上昇)
低・中等度陽性他の検査結果をみながら、3か月ごとに検査します。
(高度上昇)高度陽性肝がんなどの肝臓の病気の有無を詳しく調べます。

測定のときの注意

妊婦では、妊娠第3か月以降増加し、8か月前後で300〜800ng/mLのピークに達します。

乳幼児では、出生時1,000〜10,000ng/mLと高値を示し、その後漸減して1年で成人の値となります。

どうすればよいのか

高値を示す場合、詳しく調べてもらってください。

上昇が軽度の場合で、症状も他の検査にも異常がない場合は、3か月ごとに測定し、増加傾向があれば詳しく調べてもらってください。

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