健康診断の手引

検査の意味と検査値の読みかた、活用のしかた

膵臓の検査

その他の膵臓の検査:リパーゼ, トリプシン, エラスターゼⅠ, ホスフォリパーゼA2

何がわかるのか

いずれも、膵臓で作られて消化管に分泌され、消化に役立つ酵素ですが、膵臓の破壊により血液中にも出てきます。その血中濃度の増減で膵臓の異常が判断できます。より詳しい膵臓の検査です。

おおよその目安 ― 検査値の判定と対策

共通して、次のように判断されます。

①異常値の場合、専門医に精査をしてもらいましょう。

②軽度異常で症状がない場合、2〜4週間ごとに検査を受けて経過をみてもよいです。

などがあります。

判定主な病気
異常低値膵機能の荒廃慢性膵炎 膵切除後(膵がん)

正常値※
異常高値膵臓の破壊急性膵炎 膵がん

※測定方法によって正常値が異なります。

リパーゼトリプシンエラスターゼIホスフォリパーゼA2
(比色法)
13~49U/L
(RIAキット)
100~500ng/mL
(RIA法)
70~430ng/dL
(RIA法)
130~400ng/dL
(酵素法)
8~25U/L
(CISキット)
8.1~58.9ng/mL
(EIA法)
2.9~19.2ng/dL
(合成基質法)
46~130U/L
(EIAキット)
28.3~104.7ng/mL

測定のときの注意

食事などの影響はありません。

どうすればよいのか ― 日常生活上の注意

症状があったり、異常値が著しいときは、医師の精査を受けてください。

軽度異常のときは、大食、とくに脂肪分などを避けて経過をみましょう。但し、2〜4週間ごとに検査を受けて動向をみてください。必要により、精密検査を受けてください。

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