健康診断の手引

検査の意味と検査値の読みかた、活用のしかた

乳がんの検査

乳がんの検査法には、①視・触診法、②単純レントゲン撮影法(マンモグラフィー)、③超音波法があり、その他ゼロラジオグラフィー法、乳汁や生検による細胞診があります。早期発見の検査法としては、視・触診をして少しでも疑いのある人にマンモグラフィーや超音波検査を行うのが通常です。

乳がんは、近年増加傾向を続け、日本で毎年3万人以上のり患があります。

日本人の乳がん検診の受診率は10%以下です。
検診を受けた人の要精検率は3〜5%、がんが発見された人は要精検者のうち2〜7%となっています。また、疑陽性率は3〜5%、疑陰性率は20%前後です。

マンモグラフィー(単純X線乳房撮影法)

何がわかるのか

腫瘤部を2方向からレントゲン撮影し、腫瘤の形や辺縁の状態、微細な石灰化などから乳がん、線維腫、のう胞などを区別します。

おおよその目安 ― 検査所見の判定と対策

所見判定対策
〈悪性所見と考えられるもの〉
 ①辺縁不整,輪郭不明
 ②内部不均一
 ③微細な石灰化
 ④針状影
 ⑤皮膚の肥厚と牽引像
 ⑥乳頭の陥没像
 ⑦血管の増強など
乳がんの疑い専門医の精密検査を受けてください。
〈良性所見と考えられるもの〉
 ①辺縁整 輪郭鮮明
 ②内部均一
 ③3cm以上の石灰化
 ④ハローサイン
良性腫瘤線維腫、のう胞、乳腺症であることを確かめてもらいます。

どうすればよいのか

乳がんの疑いとされた場合、必ず専門病院で、乳がんか、線維腫か、乳腺症か、のう胞かなどを確認してもらってください。

ほぼ良性とされた場合も、3〜6か月後に、くり返し検査を受けてください。

普段、自己視・触診法を行いましょう。

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